
about MFC
・MFC とは
Modular(モジュール式)Folding(折りたたみ)Chair(椅子)の頭文字をとったものです。
土台となる本体、MFCプレーン(Plain)に、オプションのパーツユニット(back restやarm rest)を取り付けられる折りたたみ椅子です。
・基本のカスタム
Plainの状態では バックレストやアームレストを取り付けても折りたたみの機能は残したまま、座り心地を重視した椅子として使用できます。
オプションパーツの取り付けは基本的に本体各所に施したネジ穴を使い、付属の六角レンチで取り外しできます。
・コラボレーション
MFCplaneは一部パーツを除き大部分がアルミで構成されており、座面や背もたれにも布や革等を張っておりません。無垢アルミの素材感の良さに加えて、異素材との組み合わせを楽しめる余白にもなっております。
布や革、木等、異素材を扱う作家やメーカー等、プロフェッショナルとのコラボレーションにより、オプションパーツの展開を考えています。
セルフカスタム
カスタム用のネジ穴の規格はJIS規格のM6を使用しておりますので、セルフカスタムも視野に入れております。
MFCのCAD図面をオープンソースとして公開することで建築空間へのシュミレーションや所有者自らオプションパーツを設計することも可能とする。
複数台横に並べ、両端だけarm rest L,R を取り付けることで、横幅の長さが変えられるベンチのようにもなります。
仕様
:MFCplain w48cm d56cm h60cm SH about 35cm SW 41×41cm
:MFCplain + back rest + armrest L R w58cm d56cm h61cm
作業で加工や仕上げを行う部分が多く、仕上げや細部等、微妙に個体差が生まれる場合がございます。改良点が見つかった場合は、次回製造時に改良する場合があります。プロダクトメーカーではありませんので製造時期によって、細部の形、仕上げ等が異なることがございますがその辺りもお楽しみいただければ幸いです。座面裏に製造年とシリアルナンバーを施してあります。
example for custom

MFCができるまで
展示会の新作で椅子を作るとなったのがきっかけでした。
漠然とした理由で”椅子”というとても_____なモチーフを作ったら
誰に向けたものというのもないため、自分が欲しい椅子、というのが最低条件。作者の作業場での使用するための椅子ということにしました。
欲しい条件を並べてみると、
:作業中の工具の傷や粉塵等の環境で使え、多少の水滴や汚れ、擦れや傷等も気にせず使える
:来客等の際にさっと出せて、造形的にも座り心地も良い椅子。
:肘掛け背もたれも欲しいけど、作業中は座面だけの方が良い。
:作業場を広くしたいので、使わないときは複数台がコンパクトに収納できること。
という矛盾した条件課した椅子でした。