
長期アシスタント募集と習作制度
山梨に引っ越してもうすぐ1年、作業場が理想の状態となるまではまだまだですが、今まで通りに製作できるくらいになってきました。
今回は長期(1年〜を目安)で関われるアシスタントを募集します。
今までと異なるのは、技術的にもより高度で、総合的な能力を身につけてもらうということです。長期のアシスタントには、JIRONAGASEの制作の中の「定番」(テープカッターや椅子など継続的に作っているもの)の制作を一任したり、試作や実験にも臨機応変に関われる存在になってもらうことを目標としています。
デジタルファブリケーションによって、パソコン上で図面を引ければ個人規模でも結構なものが作れる時代になり、自身の制作でもその恩恵を大きく受けています。一方で、実際に手を動かすことでしか感じづらい実素材に対する理解や勘のようなもの、手やすりの精度、汎用工作機械で素早く試作や治具作ることなど、反復することでしか身につかない大切なことも確かにあるように思います。JIRONAGASEの制作では金工の技術をベースに前述したような複合的な技術を必要とし、それらのを身につけた上でどのように組み合わせ、活用するのかというところが肝になります。学ぶ意欲と手を動かすことが好きであることに加えて、手を動かすことを通じて考えることが必要になります。
それに伴い、アシスタントの技術教育と制作に対する姿勢、そして対価のあり方を考える中で、新たに「習作制度」というものを導入しようと考えています。
「習作」とは、JIRONAGASEの実制作に必要な技術や姿勢を身につけることを目的とした制作物です。アシスタントが業務時間外に取り組む課題のようなもので、成果物には製作者本人のサインを入れ、JIRONAGASEが買い取り・販売します。習作の内容や造形は実制作で必要となる技術習得のためになるものであったり、その習作ごとに何かテーマを設定していく予定です。
何はともあれ、技術的な部分はやる気と学ぶ意思があれば何とかなると思っています、一緒に制作していて楽しい人と仕事ができることを楽しみにしています。
複数人お会いしたいという方がご応募いただいた場合もまず数日間手伝っていただき、そこから長期アシスタントとして1名決めさせていただく予定です。
・・長期アシスタント 募集概要・・
勤務地: 主に山梨県南アルプス市小笠原
期間: 1年〜(応相談)
仕事内容:金属加工、制作補助、他雑務 WaNa制作補助
時間: 基本 週4~5勤務 8:00~17:00 お昼(まかない)1h 、お茶休憩0.5h
展示前や閑散期などは多少変動あり、都度互いに相談。
給与: 時給1052円〜能力給
交通費、家賃手当、その他条件:相談にて
金属加工が主ですが、異素材での実験、垂木やベニヤでの治具・試作づくりなども行います。
また、籠作家・渡部萌と永瀬による活動「WaNa」の仕事を手伝ってもらう可能性もあります。
長期アシスタントでは作業場に通える場所に住んでもらうことになります。住まい探し手伝います。
引き続き合宿アシスタントも受け入れ予定ですが、長期アシスタントを優先します。
作業は非常に地味で単調、根気のいるものが多いです。
表面の“うまみ”だけを求める方には向きません。
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応募方法(必須事項)
メール件名に「制作アシスタント」と記載し、下記内容を記入のうえ、履歴書か文面にまとめてお送りください。
・志望理由
・現在やっていること/これまでやってきたこと/今後やりたいこと
・長期希望 or 合宿希望
・いつから、どのくらい関われるか。
・現在どこに住んでるか。
・専門分野・技能(使える道具や工作機械、資格、今までつくったもの等)
・得意なこと・好きなこと・人となりが分かるもの(好きなアーティスト、音楽、食など何でも)
・その他、ポートフォリオ等
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以下、長期アシスタント募集の経緯や最近の思うことを追記していこうと思います、途中のままだったり切れ切れですが少しずつ更新していきます。
>東京でのアシスタント募集と山梨でのアシスタント募集についてもう少し詳しく。
東京を拠点にしていたときは、後輩や知り合いづてで来てもらったり、美大も多いので募集をかけると、在学生でも短期的だったり都合がつくときに来てもらったりということが多かったです。このやり方だと仕事の効率は悪いけど、面白い人が集まりやすい良さがありました。自分としても即戦力の人というよりは、その人が面白そうだったったり専門分野が気になるな、ということを決め手にお願いしていたように思います。
山梨に拠点を移した去年、作業場まで通いで来れる人も限られるだろうし。東京から単発で来てもらうにしても、時間も交通費もかかるし、ということで「合宿アシスタント」という形を考えました。合宿は2週間〜1ヶ月くらいの単位で、泊まり込みでアシスタントをやるというもので、仕事を覚えるという意味では短期間ですが、1つのプロジェクトに対してしっかり取り組んでもらいやすく、仕事の流れや、1から完成までの工程を感じてもらえる良さもありました。おかげさまで様々な応募もいただきありがたかったです。2025年は、金沢で漆を用いた作品を作っている遠藤さんと、ヤマハで菅楽器の修理をやっていた吉田さん、2人に複数回合宿に来てもらいました。金継ぎ教室を開催してもらったり、とても興味のあった楽器修理について話を聞けたり、実りのある合宿となりました、合宿は今後もやっていきたい試みですが。とはいえ互いの日程の都合や、技術面で任せられる作業も限られてしまいます。
そこでいよいよ長期アシスタント募集、今までに比べて長期だけど、1年〜という条件はそれくらいの期間働いて欲しいという意味では一般的なアルバイトでも普通のことなのかもしれないが、自分なりには1年以上週4、5でアシスタントと仕事をすることは初めてだし、仕事面、経済面でちゃんとやっていけるか正直不安なところもありつつ、2人の労働力を稼動させなくてはいけないということは、今まで構想だけで止まっていたものがあれこれできるようになりそうだという期待に胸が膨らんだりもしています。
アシスタント条件はあえて金属加工経験者を必須条件としておりませんが、浅い経験から即戦力となるまでには時間がかり、企業のように教育期間を設けたり、いきなり重要な工程を任せるのは難しいです。
「習作制度」は技術の向上に対して対価を支払う目的もありますが、制作体制の底水準を正当化するためのものありません。 習作制度は、そうした改善の余地がある部分を正直に認めた上で、それでも制作の現場に関わるアシスタントにとって、少しでも実質的な意味や手応えのある経験を残すことを目的として構想されています。
そういったことを実務を通して身につけることがその人にとって意味のあることであれば嬉しいし、そんな人と一緒に仕事が出来たら自分も助かります。
作業場があるのは山梨県南アルプス市です、近くにスーパーやいいパン屋さんがあります、生活に不便はないと思います。決定してからは通える圏内に住んでもらうことになります。家賃相場は安いと思います。
最近近所にキッチン風呂付きで2万円の賃貸物件も見つけました。最近のニュースは近所に美味しいピザ屋さんができたことです。
>「習作制度」について 概要をまとめたいけど、あまり得意ではないのでChatGPTと相談しながら。
「習作」とは、JIRONAGASEの実制作に必要な技術を集約した制作物です。そしてアシスタントが製作した習作をJIRONAGASEが買い取る制度です。
アシスタントは、給与が発生する実制作時間外で自主的に習作に取り組み、本人のサインを入れた上で買い取り、販売を行います。これによりアシスタントの技術の向上と 製作物そのものに対価を与えられることとを目的としたものです。
習作の基本内容、方向性は、JIRONAGASEが設定します。アシスタントの経験・特性に応じて造形の一部についてアシスタントが考える余白を設ける場合もあります。段階的に主体性や判断力を養うことも目的としています。
一方で、習作制度はアシスタントの給与を補うためだけの仕組みではなく。JIRONAGASEの制作活動においても、一定の利益を生む制度として設計されることを目標としています。まずは「習作」を製作したアシスタントに対して時給以上相当の対価が支払われることを優先とし、その上で、販売に伴うコストや運営面を考慮しながら、JIRONAGASEにも一定の利益が残る形を考えます。制作内容に応じて検討・調整を行いながら運用していく予定です。
JIRONAGASEのアシスタントには制作そのものへの強い関心に加え、学ぶ意欲、根気、そして手を動かす中で考える姿勢求められます。本制度は、そうした姿勢を前提とした上で、制作を通じて成長し、作り手としての基礎を身につけていきたいと考える人に向けたものです。
JIRONAGASEのアシスタントにはあえて金属加工経験者を必須条件としておりませんが、即戦力となるまでには時間がかります。しかしながら、実制作でいきなり重要な工程を任せたり、企業のように教育期間を設けるほどの余裕はないのが現状です。 その前提を曖昧にしたまま制度を運用することは、結果的に関わる人の負担を大きくすると考えています。習作制度によって、制作体制の低水準な部分をを正当化する意図はありません。 習作制度は、そうした制約を正直に認めた上で、それでも制作の現場に関わるアシスタントにとって、少しでも実質的な意味や手応えのある経験を残すことを目的として構想されています。この制度が、すべての人にとって最適な仕組みであるとは考えていませんが、JIRONAGASEの制作に関わる中で、技術や姿勢、作り手としての感覚を身につけたいと考える人にとって、一定の意義を持つ制度であればと考えています。
>町工場の職人さん高齢化と破格の中古機械。家電と言われるまでになった3Dプリンタについて。
最近中古機械屋さんで丁度いいフライス盤を見つけ、作業場に導入予定です。中古機械屋さんとは、いわゆる職人さんではなく、NC旋盤やNCフライス(Numerical Control 数値制御の略で、工作機械をコンピュータのプログラム(数値情報)で動かす機械。)が主流とのこと、
当時500万くらいで販売されていた機械が中古で50万で販売されてたりします。まだ工場などのための特注機械を作る仕事があるそうでそのような職人んさんなどが買いに来たりするけど、やはり高齢化が進んでいるようです。
工作機械がこんなに破格で買えることが まだ工作機械も
一方で昨年導入したbamboo社の3Dプリンタを導入しました。以前からformlabの光造形式の3dプリンタは使っていたのですが、
・量産ともいえない単位で作ること、その時だけ作るための治具、
「